実写版『アラジン』が最高すぎるからパンでも盗るか
『アラジン』公開中だし、
折角なら最初のエントリーは大好きなものの話にします。
実写映画のレビューがメインです(実写オリジナル要素のネタバレは無し)
わたし、ディズニーアニメ映画の『アラジン』が小さいころから大好きでして、
なりたいプリンセスと言えば専らジャスミン。
ジャスミンは可愛い 褐色の女は最高なんだ
それに最近のディズニーのフェミニズムの取り扱いと関係なく、アニメのジャスミンも可愛くて強くてカッコいい。
頭が良く機転が利いて、初対面のアラジンに合わせて一芝居打ったり、カマかけたりジャファーを出し抜くためにキスまでするし
衛兵から逃げ回るシーンでは、自分で棒を使って屋根から屋根へとジャンプするアクティブさもある(実写版のチキりジャスミンも可愛かったけど)
お姫様なのにめちゃめちゃイカスじゃん.......
アラジンは顔がダントツ好みで、
幼少期はアラジンと忍たまの土井先生の夢女だった。
人間らしい未熟さも良いよね、若くて可愛いね...
と、こんな感じでキャラ一人一人に思い入れがあるんだけど全員分は語れないので
実写版の話に。
結論から言うと「ありがとう、どうぞヘラクレスもよろしくね!(大声)」って感じなんだけど
アニメ版が好きだからこそ抱えていた、実写化への不安を綺麗~~~~~に打ち消してくれました。
まずキャスト発表時点(ビジュアルは未公開)で、
「ジャスミンめちゃくちゃ適役じゃ~~~~ん!!超美人~~~!ウレシイ!
ウィル・スミスがジーニー!?!?どうなっちゃうの~~~!!
えっ私のアラジンが海外の殺人犯みたいなんだけど」
ってなってしまったワケ
今となってはその時の自分を馬乗りになってボコボコにしたい位なんだけど、
またその記事に添えられてたメナ・マナードくんの写真がコレでさあ...
爽やかシンデレラボーイ♡な私のアラジン像とかけ離れてたんですよね。(まあアニメだとアラブなのにかなり顔サッパリしてるから妥当なキャスティングだったな)
その後にキャラクタービジュアルが公開されて
「ジャスミンめちゃくちゃリアル~~~!!超美人~~~!ウレシイ!
ウィル・スミス役のウィル・スミスだ
えっ私のアラジンがカレー屋にいるネパール人みたいなんだけど」
もう私の不安は加速に加速していったのよ
しかもさ、ウィル・スミスの爆発的な話題性な。
ジーニーのキャラ人気に加えビジュアルが思いのほか茶色いままだったことがあって、実写『アラジン』に関して目に入るSNSの声はもはやウィル・スミスの面白さへの感想しかなかったの。
仮にウィル・スミスじゃなくてもアラジン楽しみにしてよぉ!!!!
というオタクの叫びはウィル・スミス センセーションで掻き消され、(speechless...)映画公開まで震えて待つ次第となった。
で、ついに6/8公開翌日に劇場へ。音楽・映像はサイコーだと確信していたのでIMAX。
多幸感で泣きながら劇場から出た。
まずもってアラビアン・ナイトで鳥肌よ
ギャーギャー騒いだアラジンに関しては、しっかり惚れ直して帰ってきた。
何なのあれ!?アニメより花とゆめコミックス力高くなってない?
ジャスミンに会いに王宮に忍び込む件、山崎賢人主演の少女マンガ原作の映画かバカでかい乙女ゲームの画面みてるのかと思っちゃった...........
お調子者で優しくてアグレッシブで、モテ男の鑑のアラジン。
ジャスミンを口説いてる(あんなんもう最初から口説きにいってんだろ)様がも~~~~格好良くて格好良くて...ダンスが上手すぎるのも狡いし、声もかわいい。
パン盗ったら、アラジン私をGメンから救いに来てくれるかな?
ジャスミンに関しては言うこと無し!私の理想の実写ジャスミンがそのまま出てきたようで、夢のような美しさ。
あんな美人が前に出てきたら私だってアンダース王子になるぞ
また歌も上手いし、昨今のディズニームーブで「芯のある女性像」がさらにブラッシュアップされてた。
speechless、あんな実写オリジナル曲が原作曲と肩並べてくることある?
頭で理解するより先に五感で泣いちゃったよ...あまりにも気高すぎるよ........
白人キャスト登場!って告知に「蛇足の予感~~!」って怯えてたけど、ダリアも笑えて良いキャラしてるし、彼女のおかげでジャスミンをもっと好きになった。
そして世間の関心事、ウィル・スミスのジーニー!
さすが天下のウィル・スミスで、最高だった!!
歌・ダンス・ラップ・コメディのエンタメにおいて"最強"を見せつけられたわ...
一度「俺にはムリです」って断ったっていうけど、ここまで引き上げてきたら誰も文句ないわ....
魔人モード⇔人間モードの切り替え、ジーニーがガンガン干渉してアドバイスくれるから面白いと思った。最高の友達だな......
ジャファーのハングリー精神が出ててすごい好き
下剋上で国務大臣に成り上がっても「一番以外に意味がない」コンプレックス、性癖に刺さりました
ただねジャファー(実写)、このサルタンは引きずり降ろしちゃダメだよ。無能じゃないよ。
ちゃんと執務室で仕事してたもん。
実写の知性と威厳溢れる国王さまを観た後は、アニメ版ジャファーの「無能な王に代わって俺が支配してやる!」って野望にいかに正当性があるか分かる。
アニメ版のサルタン、積み木して遊ぶか絨毯乗って遊んでるかオウムにクラッカー食わせるしかしてなかったからな。
実質ジャファーが王じゃんあんなん。そりゃ怒るよ
ジャファー役のマーワン・ケンザリさんが「こどもの頃はジャファーが大嫌いだった。アラジンになって冒険したかったしジャスミンと恋に落ちたかった。だけど今、嫌いだったジャファーを演じるのが楽しくて仕方ない」(パンフ参照)といった旨を話していて、アラジンになってジャスミンと恋に落ちたかったジャファーめっちゃ可愛いじゃん~~!!好き~!!
魔法の絨毯・アブー・イアーゴなどマスコット的なポジションもみんな優秀で可愛くて文句なし。(イアーゴは人格殺されてたけど)
勿論、言うまでもなく曲が良い。
朝の化粧タイムのBGMは専らサントラです。
一応4DXで吹き替えも観てきたんだけど、そのレビューはFilmarksの下部に書いてあります。結論から言うと、これからの周回は全部字幕でいいかな。
とにかく、『アラジン』はオタクの実写化不安を跳ねのけて最高のファンタジーとエンタメを届けてくれたので、映画館のすばらしい環境で観れる限り周回して観に行こうと思っています。
クルエラやらリトルマーメイドあたりが控えてますが、
ヘラクレスも頼む!な!
それでは、私はアグラバーにパンを盗りに行ってきます。